平成18年までは株式会社の資本金は最低1000万円必要でしたが、それ以降は1円でもよくなりました。実際、私の会社の資本金も1円です。
しかし、資本金は会社設立当初の運営資金になります。私の会社はすでに利益が出る状態で法人化したので資本金1円でも問題ありませんでしたが、これから始める事業であれば利益が出るぐらいまでの期間持ちこたえられる程度の資本金を用意したいところです。
具体的に、最近設立されたの株式会社はいくらぐらいなのでしょうか。

平成23年に設立された株式会社の資本金額の分布を見てみましょう。

資本金額 株式会社数 割合
100万円未満 20,520 22.96%
100万円~300万円 28,752 32.17%
300万円~500万円 17,568 19.66%
500万円~1000万円 17,538 19.62%
1000万円~2000万円 3,433 3.84%
2000万円~5000万円 979 1.10%
5000万円~1億円 382 0.43%
1億円~10億円 183 0.20%
10億円~50億円 13 0.01%
50億円~100億円 3 0.00%
100億円以上 3 0.00%

出典:法務省HP(http://www.moj.go.jp/housei/toukei/toukei_ichiran_touki.html)

資本金額100万円~300万円が32.17%と最も多くなっています。小規模な事業だとそれぐらいあれば数ヶ月運営できる、というレベルの額と見ることもできます。
次に多いのが100万円未満で、22.96%です。この中には私のように1円という会社も含まれますが、いくら資本金が1円でもOKといっても、実際のところ資本金1円の会社は全体の中では多数派ではないことがわかります。一方で、数十万円でも資金があれば、開業当初は安心です。
資本金300万円~500万円、500万円~1000万円の会社もそれぞれ20%程度存在します。資本金がこれ以上の会社は少なく、1000万円以下が95%を占めています。
これは以前の資本金1000万円のハードルがいかに高かったかということと、実際のところほとんどの会社社長は資本金は1000万円も必要ない、と考えていることを示唆していると思います。

どの程度資本金を用意すべきかについては、それぞれ事情が異なりますが、1000万円は必要ないにしろ、8割程度の会社が100万円以上を用意しているということは覚えておいたほうが良いでしょう。